中古ドメインでGoogleAppsを使ったら
最近あるドメインを取得したんだが、実はこのドメインは僕が最初に取得したものではなく、前のドメイン所有者が管理放棄したか期限切れになったモノを僕が取得したもののようだ。普通は中古のドメインだからといっても困ることはそうは無いもんだが、今回は珍しいケースに当たったのでネタにしてみる。
中古ドメインだったんだなーと気付いたのはGoogleAppsにドメインを登録しようと、ドメイン名を入力したときだ。
↓こんなメッセージが出て登録できなかった。
このドメインは既に Google Apps に登録されています。 このドメインで Google Apps を使用する手順については、ドメイン管理者にお問い合わせください。
なんと既に登録されてるとな?すぐに前のドメイン所有者がAppsを使ってたんだなと思い至ったんだがさてどうしたらいいんだろう?
GoogleAppsの管理アカウントを取り戻す手順
- 既に存在してしまっているAppsの管理画面にアクセスしてみも管理者アカウントを知ってるはずもないのでログインも出来ない。
- でもそんなときの為に管理者パスワードのリセットという機能が用意されているので何とかなるようだ。
- https://www.google.com/a/cpanel/example.jp/ForgotAdminAccountInfo *1
- ↑こんなURLにアクセスしてCAPTCHAの文字を入力すると管理者アカウントに設定された追加のメールアドレスにパスワードリセット用のURLが送られるわけだ。
- でも今回はその管理者アカウントも自分のモノじゃないから当然そのメールは自分には届かない…。
- でもそんなときの為にさらなる救済手順があり、上記手順を行った際の画面には「メールしました」のメッセージの他に↓こんなことも書いてある。
ドメインの予備のメールアドレスにアクセスできない場合は、別の方法でパスワードをリセットできます。HTML ファイルか CNAME レコードを作成できれば、ドメイン名の所有者であることが確認されます。ドメインを確認し管理者パスワードをリセット
-
- クリック先はどんなURLかというと↓こんなURLだ。
- https://www.google.com/a/cpanel/example.jp/VerifyAdminAccountPasswordReset
- 管理アカウントの予備メールアドレス宛にパスワードリセットのメールを送りたくない場合はこちらに直接アクセスしても良いようだ。というかむしろ今回のようなケースだといきなりこちらへアクセスすべきだったかもしれない。*2
- で、早速それをクリックしてみるとメールアドレスの入力画面になる。
- 自分のメアドを入力して次へ。
- すると今度はあるランダムな名前のCNAMEをgoogleに向けてくれたらドメイン所有者の確認が出来るよー、と表示されてるわけだ。
- 早速指定のCNAMEをgoogleに向けて「上記の手順が完了しました」ボタンをポチッと押す。
- 以上の手順で自分のメアドにパスワードリセットのURLが送られてくる。
- クリック先はどんなURLかというと↓こんなURLだ。
- で、管理者パスワードを設定したら晴れてこのドメインのGoogleAppsの管理者になれたわけだ!
前のデータが残ってる!?(汗
ところで管理者アカウントが取得できたのは良いんだが、どうやら前の持ち主はこのAppsのコンテンツをそのままにしてドメインから去っていったようだ。管理アカウントがまだ残っていた時点から分かってはいたが、案の定、元のドメイン所有者が使っていたgmailアカウントやDocsやGoogleTalkのチャットのログまで全部残ってるじゃないかw
どうやら3つくらいのアカウントを作ってなにやら色々な用途に使ってたようだ。当然今では僕が管理アカウントを持っているので既存アカウントのパスワードもリセットできるのでメールとかも全部読めちゃう状態ぽ。
まぁ他人の情報を見て楽しむような趣味はないのでこんなこともあるんだなーと思いつつ、全アカウント&データを削除。新しく管理アカウントから作り直しましたとさ、ちゃんちゃん。
今回のことで感じたのは、自分がドメイン放棄するときはAppsのデータは全部削除してからにしような、ってことだな。
使い込んでたドメインのメールデータとかが残ったままドメイン捨ててしまったらと思うと怖いわ〜(^^;